■概要
こちらのメニューでは、メールバスターのサーバーと宛先サーバ間のSMTPプロトコルを使用したメール転送をテストし、
疎通がとれているかどうかの確認が可能となります。
テストメールを送ることでアプリケーションのSMTP通信が正常に機能しているか確認することができます。
■説明
以下のようなチェックを行うことが可能です。
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〇送信者コールアウト
送信者の検証の問題が発生した場合は、アドレスがチェックされたときに
送信者のメール サーバーがどのように応答するかを正確に確認できます。
〇受信者コールアウト
配信の問題が発生した場合は、受信者が指定されたときに宛先のメール サーバーが
どのように応答するかを正確に確認できます。
〇リレー チェックを開く
メール サーバーが「オープン リレー」で、任意の宛先へのメールを受け入れるかどうかを確認できます。
〇キャッチオール チェック
メール サーバーが指定されたドメインの「キャッチオール」で、ドメインの任意のアドレス宛のメールを
受け入れるかどうかを確認できます。
〇Telnetテスト
宛先への完全なSMTP配信プロセスをチェックし、各SMTPコマンドへの宛先の応答と
最終的なメッセージ コンテンツを正確に確認できます。
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■手順
1. SpamExpertsの管理者、ドメイン、またはメールレベルのコントロールパネルにログインします。
2. 左メニュー:「継続性」 > 「ネットワークツール」に移動します。
もしくは、左メニュー:「ルートを編集」 > 対象ルートのプルダウンから「接続チェック」を選択します。
3. SMTPタブに切り替えます。
4.下記項目の入力をいただくことで、適宜接続確認ができるようになります。
【ホスト名】
サーバーのホスト名を入力するか、エンベロープの送信者を入力してください。
*オプション:すべてのホストを試す
こちらを選択すると、すべての送信先サーバーに対してSMTPチェックが実行され、いずれかのサーバーが成功するまで 実行されます。
【EHLO】
SMTPトランザクションで使用するEHLO/HELOの名前を入力します。
【エンベロープ送信者】
送信者コールアウトを開始するためのエンベロープ送信者のメールアドレスを入力します。
【エンベロープ受信者】
受信者コールアウトを開始するエンベロープ受信者のメールアドレスを入力します。
*オプション:キャッチオール - キャッチオールオプション
こちらを有効にすると、メールサーバーが特定のドメインの「キャッチオール」として機能し、
そのドメインのすべてのアドレス宛てのメールを受け入れるかどうかを確認できます。
【データ】
エンベロープ受信者に、コールアウトだけでなく、SMTPトランザクションの内容などのデータをメールで送信する場合
デフォルトメッセージ に入力された内容が表示されます。 特に指定がない場合は、デフォルトのメッセージタイプを使 用いただけます。
【SMTPコマンドごとのタイムアウト】
SMTP コマンドが継続する時間
【インターフェイス】
検証を完了するIPアドレスまたは範囲を選択します。
※メールバスターのサーバから選択いただけますが、「システムのデフォルト」のままを推奨いたします。
□TLSを優先
TLS を優先するオプションを選択すると、STARTTLS を使用して安全な接続でテストを実行できます。
□Exchangeサーバ・データのみ
サーバーが Microsoft Exchange サーバーであると思われる場合に、【データ】で適切なテスト メッセージを使用するオプ ション。
5. 【Run】をクリックすると結果が得られます。
■結果の見方について
【結果】の部分にログが記載されていきます。
基本的には【ok】との表示があれば疎通がとれていると判断していただけます。
一部表示内容を例に挙げて説明させていただきます。
220 Ready to start TLS
TLS通信(暗号化通信)の準備が整ったことを示します。
EHLO delivery1.nospamcloud.com
250 *******.ne.jp
メールバスターのサーバが******.ne.jpに接続しようとしたアクションに対し、成功したものとなります。
MAIL FROM:<>
250 Sender <> O
成功 ※特に指定がなければOKになります
RCPT TO:<******@******.ne.jp>
250 Recipient <******@******.ne.jp > Ok
受信者への疎通も 成功 となります。
QUIT
接続テストの通信を停止した、ということになります。
万一ok以外の結果が表示された場合は、250という数字以外のコードとメッセージが表示されます。
例:550 Invalid recipient
メッセージ内容をご確認いただき、対処をおこなっていただく必要がある場合がございます。
このコードとメッセージをインターネットで検索いただくと、どのようなときに表示されるエラーなのか、
その対処法のご案内が見つかるかと存じます。
以上となります。