ハードウェアインベントリ機能は、デバイスのハードウェアコンポーネントのデータ (CPU, マザーボード, メモリ, NIC, OS等の製造元や型番, バージョン情報) を確認する機能となります。本機能は社内すべてのデバイスで使用可能です。
ハードウェアインベントリのデータを活用することにより、以下のようなことを行うことができます。
- 組織のすべてのハードウェア資産を見つけ・管理する
- 組織内に存在するすべてのデバイスのハードウェアインベントリを参照する
- 複数の企業に存在するデバイスのハードウェアコンポーネントを比較する
- ハードウェアコンポーネントに関する詳細情報を表示する
ハードウェアインベントリ機能に対応しているデバイスは以下の通りです。
- 物理的なWindows, macOSデバイス
- 次の仮想環境プラットフォームで実行されている仮想環境上のWindows, macOSマシン : VMware, Hyper-V, Citrix, Parallels, Oracle, Nutanix, Virtuozzo, Virtuozzo Hybrid Infrastructure
また、ハードウェアインベントリ機能は、保護エージェントがインストールされているデバイスのみでサポートされます。
ハードウェアインベントリのデータを取得するには、デバイス上で自動または手動スキャンを実行します。
ハードウェアインベントリのスキャンを有効化
物理デバイス・仮想マシンにおいて、ハードウェアインベントリのスキャンが有効化されている場合、システムは12時間ごとに自動でハードウェアデータを収集します。
ハードウェアインベントリスキャン機能は、デフォルトで有効化されていますが、必要に応じて設定を変更することが可能です。手順は以下のとおりです。
- バックアップ管理画面の左にある、 [設定] > [保護] をクリックします。
- [インベントリのスキャン] をクリックします。
- スイッチをクリックして、保護の有効・無効を切り替えます。
ハードウェアインベントリの手動スキャン
ハードウェアインベントリの手動スキャンを行う方法は以下の通りとなります。
- コントロールパネルの [デバイス] から、スキャンするデバイスを選択し、[インベントリ] をクリックします。
- [ハードウェア] タブで、[今すぐスキャン] をクリックします。
ハードウェア情報の表示・参照
- バックアップ管理画面 の [デバイス] ページの [表示: 標準] となっている、表示方法 (下画像緑色の枠) を選択して、[ハードウェア] 表示に変更します。
- 表示する内容を変更するには、列オプション設定 (歯車のアイコン, 下画像水色の枠) をクリックし、[ハードウェア] の表示内容を変更します。
- また、同画面の [検索] のオプション (下画像赤枠の検索枠内のオレンジ色枠) を利用することによって、より詳細なフィルタを設定しての表示を行うことができます。[適用] をクリックして、フィルタを適用します。
単一のデバイスの詳細情報を確認する場合
ハードウェアインベントリのデータの確認を行う方法は以下の通りとなります。
- バックアップ管理画面 パネルの [デバイス] から確認したいデバイスを選択し、[インベントリ] をクリックします。
- [ハードウェア] タブで、デバイスの詳細なハードウェア情報を確認することができます。