CloudBackupでは、各デバイスをグループに分類しての管理することができます。
作成した保護計画はグループに対して適用でき、グループ内のすべてのデバイスに対して同じ計画が適用されます。グループ内のデバイスからグループに適用された計画を取り消すこととはできません。
また、グループに登録できるデバイスは同じもののみとなります。例えば、[Hyper-V] では、Hyper-V仮想コンピュータのグループを作成できます。
1台のデバイスが、複数のグループのメンバーとなることも可能です。
ビルドイングループ
自動で登録されるグループです。
登録されたデバイスは、[デバイス] タブのいずれかのビルトインルートグループに自動で登録されます。ビルトインルートグループの編集・削除・保護計画の適用はできません。
一部のビルトインルートグループには、ビルトインサブグループが含まれていますが、これらのビルトインサブグループも同様に編集・削除することができません。ただし、ビルトインサブグループに対しては、保護計画の適用が可能です。
カスタムグループ
お客様ご自身で設定・追加することができるグループです。
同じバックアップ・保護計画を適用したいデバイスをグループにまとめ、バックアップ・保護計画の方針の違いや部門ごとにカスタムグループを作成することによって、設定の柔軟さを保ったまま、複数のデバイスを容易に管理することができます。
カスタムグループには一つ以上の入れ子構造のグループを含めることができます。
また、カスタムグループには以下の種類があります。
- 静的グループ
手動でマシンを追加・管理するグループです。マシンを明示的に追加または削除した場合を除き、静的グループの内容が変更されることはありません。
例: 新入社員が入社した場合、手動で、保護計画が設定されている静的グループにマシンを追加します。
- ダイナミックグループ
グループ作成時に指定した検索条件に従って自動的にマシンが追加・管理されるグループです。ダイナミック グループの内容は自動的に変更されます。マシンは、指定した条件が満たされるまでグループに属します。
例: 経理部門の新入社員のマシン名に、例えば「Accounting」というホスト名が含まれている場合、マシンの登録と同時に自動でグループに追加します。
例2: Active Directory の組織単位 (OU) を条件として設定した場合、マシンの登録・OUへの追加と同時にグループへ追加されます。
グループの作成方法
静的グループの作成
- 「デバイス」から新しくグループを作成するビルドイングループをクリックします。
- 「新しいグループ」をクリックします。
- グループ名、コメント(任意)を追加し、「OK」をクリックします。
動的グループの作成
- 「デバイス」より新しく動的グループを追加するビルドイングループをクリックします
- 下記画像の検索ボックスに、演算子を入力し、動的グループに含めたいデバイスの属性を指定し、検索を行います(例: name like 'test*' など)
演算子の種類・詳細については、下記ページの「検索条件」をご確認ください。
https://dl.managed-protection.com/u/baas/help/20.10/user/ja-JP/index.html#cshid=46985 - 検索終了後、「名前を付けて保存」をクリックすると登録画面が表示されるため、名前を入力して「OK」をクリックします。
グループへの追加方法
静的グループへの追加方法
- 「デバイス」から静的グループへ追加するデバイスを1つ以上選択し、右メニューの「グループに追加」をクリックします。
- メニューから追加するグループをクリックし、追加します。
グループへの保護計画の適用方法
- 「デバイス」>「エージェントがインストールされているマシン」から、保護計画を適用するグループを含むグループを選択します。
- 表示された子グループのリストから、保護計画を適用するグループを選択します。
- 「保護」または「グループの保護」をクリックします。
- 表示された、そのグループに対して適用可能な保護計画のリストを選択し、「適用」をクリックするか、「計画の作成」から、新規の保護計画を作成して適用します。